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国鉄タキ2500形貨車(こくてつタキ2500がたかしゃ)は、鉄道省及び1949年(昭和24年)6月1日以降は日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 ここではタキ2500形の改造によって誕生したタサ1300形とタラ600形についても記述する。 == タキ2500形 == タキ2500形は、濃硫酸専用の25t 積タンク車として1935年(昭和10年)から1937年(昭和12年)にかけて、3ロット7両(タキ2500 - タキ2506)が大阪鉄工所、新潟鉄工所、汽車製造にて製作された。 各年の製造会社と両数、所有者、常備駅は次のとおりである。(所有者は落成時の社名) * 1935年(昭和10年)10月 - 3両 * 大阪鉄工所 3両 旭ベンベルグ絹糸 石山駅(タキ2500 - タキ2502) * 1936年(昭和11年)3月 - 2両 * 新潟鐵工所 2両 東部硫酸販売 須賀駅(タキ2503、タキ2504) * 1937年(昭和12年)1月 - 2両 * 汽車製造 2両 昭和人絹 勿来駅(タキ2505、タキ2506) タンク体は普通鋼(一般構造用圧延鋼材)製で初期の3両(タキ2500 - タキ2502)はリベット組立構造、それ以降は全溶接構造であり、荷役方式はタンク上部の液入管からの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式である。 車体色は黒色、寸法関係は全長は9,100mm、全幅は2,474mm、全高は3,480mm、軸距は2,650mm + 2,650mm、自重は12.8t - 13.3t、実容積は13.6 - 16.0m³、換算両数は積車4.0、空車1.4であり、走り装置は一段リンク式の三軸車である。 1942年(昭和17年)3月と5月に2両(タキ2505、タキ2506)が専用種別変更により「カセイソーダ液」専用となり、形式は新形式であるタサ1300形(タサ1300、タサ1301)となった。続いて1943年(昭和18年)6月に3両(タキ2500 - タキ2502)がタサ1300形(タサ1302 - タサ1304)へ変更された。残った2両は1968年(昭和43年)9月に廃車となり同時に本形式は形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ2500形貨車 (2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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